大学病院レベルの治療をもっと身近に
てるばやし眼科は、「大学病院レベルの治療をもっと身近に」という想いをもって地域医療に尽力するクリニックです。 院長の確かな技術と先進の医療設備により、白内障手術をはじめとした日帰り手術に対応。 今回は、院長に手術への想いや診療方針、そして患者さまへのメッセージをお伺いしました。
医師を目指したきっかけ

医師を目指されたきっかけを教えてください。
interview 01
一番のきっかけは父の存在です。医師として働く父の背中を見て、自然と同じ道を志すようになりました。ただ、父に「医者になれ」と言われたことは一度もありませんでした。むしろ「画家になるか、医者になるか」といった雰囲気で、進路については自由に考えさせてもらっていました。「先生」と呼ばれる職業はいくつかありますが、医師という仕事は、自分が努力して勉強したことや仕入れた情報が、患者さまに直接反映される仕事です。患者さまにもプラスになり、感謝もしていただける。それが一番のやりがいではないかと思いました。

数ある診療科の中で、
なぜ眼科を選ばれたのですか?
interview 02
学生時代や研修医で実習を回る中で、眼科は明らかに来院される患者さまの表情が明るいんです。感謝もものすごくされる。他の診療科と比べて、眼科は「見えるようになった」という改善の実感を患者さまと共有しやすい科だと感じました。そうした患者さまの喜びを間近で感じられることに、大きな魅力を感じました。僕自身の性格として、患者さまが笑顔で帰られる瞬間に立ち会える眼科が一番合っていると感じています。今振り返っても、眼科を選んで本当に良かったと思っています。
手術に力を入れる理由

手術に力を入れようと思われた理由は何ですか?
interview 03
もともと絵や工作が好きで、立体的なゲームも好きでした。細かい作業が得意だったので、眼科か脳神経外科がいいかなと考えていました。手術そのものが好きというのもありますが、技術が上手ければその分手術時間も短くなり、患者さまの負担も軽減できます。患者さまの満足度も高くなる。これは天職だと感じています。自分の技術が直接結果に反映される仕事ですから。

手術をやっていて
よかったと思う瞬間はありますか?
interview 04
やはり、その人の人生に関わっているという実感を得られた時ですね。患者さまの人生を変えられたと感じる瞬間があります。見えない生活を何十年も送ってきた方が、手術でパッと見えるようになる。QOL(生活の質)が劇的に上がる。そういう瞬間に立ち会えることが、眼科医として、そして手術をする医師として、何よりのやりがいです。

手術において大切にしている基準はありますか?
interview 05
外来診療もそうですが、僕は無理に手術をすすめることはしません。無理にすすめても良いことはありません。患者さまご自身が希望されて初めて手術に進むという方針です。まずはいろいろな治療方法をご提示して、患者さまが「手術を受けたい」と納得されたら手術に進む。そういう形をとっています。

患者さまに
どんな手術を提供していきたいですか?
interview 06
白内障手術は一生に一回しか受けないものです。「てるばやし眼科で受けて良かった」と思っていただけるような手術をご提供したいと考えています。そのために大切にしているのが、患者さまとじっくり向き合い、信頼関係を築くことです。手術前にはお顔を見ながらしっかりとお話を伺い、不安なことや疑問に思われていることがないか確認します。納得していただいた上で手術に臨んでいただくことが、安心と満足につながると考えています。もちろんネームバリューだけで言えば大学病院の方が知名度はあります。でも、技術と精密さでは決して負けていない。むしろ「大学病院に負けない結果を出せる」と思っていただけるよう、日々努力しています。
大学病院での経験が今に活かされていること

大学病院で後輩を指導されていたと
お聞きしましたが、
それが今にどう活かされていますか?
interview 07
大学は教育機関という性質上、若手医師の育成のためにさまざまな経験を積ませる場でもあります。ただ、患者さまにとってそれが不利益にならないよう、私は後輩には何よりもまず「姿勢」を教えていました。特に重視していたのは「準備」です。手術においては準備が不十分なまま臨もうとしているかどうかは、見ていればすぐにわかります。そういう時は必ず止めて、しっかり準備をさせるようにしていました。この姿勢は今も自分自身の診療の中で大切にしています。

大学病院時代に学んだことで、
今も大切にしていることは?
interview 08
大学病院の強みは、組織としてのリスク管理体制が非常に優れていることです。マニュアルが整備されていたり、ミスがあれば上司に報告書を提出したり、複数の目でチェックする仕組みが徹底されています。当院でもその経験を活かして、マニュアルを作成したり、それぞれの部門にリーダーを配置してリーダーがチェックしたりする体制をとっています。クリニックは小規模だからこそ、組織的なリスク管理をしっかり行うことで、安全性を高められると考えています。
安全な手術へのこだわり

術前の評価で絶対外さないポイントは?
interview 09
手術が決まった患者さまには、私自身が問診を行い、アレルギーの有無、閉所恐怖症やパニック障害がないか、ペースメーカーが入っていないか、補聴器をつけていないかなど、細かく確認します。ただ、患者さまご自身が気づいていないことや、うまく伝えられないこともあります。そのため、不安そうな方やご高齢の方には、ご家族にも同席していただくようにしています。さらに、看護師が手術前後の生活について説明する際にも、もう一度同じ項目を確認してもらい、ダブルチェックを徹底しています。たとえばゴムアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。手術中に使用する手袋などに影響するため、こうした情報は絶対に見逃さないよう注意しています。

術後のフォローで外さないポイントは?
interview 10
術後の診察は、代診の医師に任せることなく、必ず私自身が行っています。術後1ヶ月間は、患者さまの経過を私が責任を持って診るようにしています。

スタッフとの連携で大切にしていることは?
interview 11
手術の前週には、翌週の手術予定患者さまについて、スタッフ全員で申し送りを行っています。「この方は少し怖がりな性格」「この方は少し癖が強い」といった情報を共有し、たとえば怖がりの方は万が一のことを考えて手術の順番を最後にするなど、細かく配慮しています。患者さまのキャラクターや人柄、アレルギー情報なども含めて、チーム全体で把握する。こうした連携が、安全で安心な手術につながると考えています。
他院との違い・こだわり

他院よりもこだわっている安全面のポイントは?
interview 12
白内障手術そのものは、どの先生が執刀されても最終的な結果に大きな差は出にくいと思います。ただ、当院が特にこだわっているのは「眼内レンズの選択」です。レンズの種類や、ピントをどこに合わせるかによって、術後の生活の質は大きく変わります。ですから、患者さまと一緒にじっくり時間をかけて、最適なレンズを選ぶことを大切にしています。

術後に良好な視力を得るために
何を大切にしていますか?
interview 13
術前の眼内レンズ選びには、かなり時間をかけて丁寧に行っています。患者さまのライフスタイル、たとえば「読書が好き」「運転をよくする」「スマホをよく使う」といった日常の過ごし方や、ご希望をくわしくお伺いします。その上で、最適なレンズの種類や度数を慎重に決定することで、「度数が合わない」といったトラブルがほぼ起こらないよう準備しています。このプロセスを丁寧に行うことが、術後の満足度に直結すると考えています。
大学病院との連携

大学病院との連携のメリットを教えてください。
interview 14
大学病院との連携がないと、緊急の患者さまをすぐに受け入れてもらうことが難しいケースがあります。しかし、私は大阪医科大学で後輩の指導にもあたっているため、「てるばやし先生からの紹介」ということで、向こうもすぐに対応してくれます。救急車での搬送が必要な場合や、夜間であっても受け入れてもらえるのは、非常にありがたいです。一般的な開業医は夕方6時頃までの診療ですが、その時間帯に緊急性の高い患者さまが来院されることもあります。通常であれば大学病院も診療時間外で受け入れが難しいところですが、連携があることでスムーズに対応していただけます。こうした関係があることで、患者さまに安心して受診していただける体制を整えています。現在は主に大阪医科大学と連携して、必要に応じて患者さまをご紹介しています。
地域での役割

この地域で求められる役割は
何だとお考えですか?
interview 15
「くずはで目のことで困ったら、ここに行けばなんとかしてくれる」地域の皆さまに思っていただける眼科でありたいと考えています。この辺りは、枚方まで行かないと大学病院がありません。八幡にも大きな病院はありますが、眼科の医療レベルという点では、まだまだ十分とは言えない地域だと感じています。それは非常にもったいないことです。当院の強みは、日帰り手術に対応できることです。高齢の方の中には、症状が重症化するまで手術を受けずに、目薬だけで長年過ごされているケースも少なくありません。そうした方々に、身近な場所で適切な手術を受けていただける環境をご提供できることが、地域における当院の大きな役割だと考えています。
今後の展望

今後強化していきたい領域はありますか?
interview 16
現在できていない領域で言うと、斜視の手術や角膜移植は専門性が非常に高いため、引き続き大学病院との連携で対応していく予定です。一方で、涙道手術の分野については、今後当院でも対応できるよう体制を整えていきたいと考えています。

十年後、先生はどうされたいですか?
interview 17
まずはくずはの眼科医療レベルを上げること。それができたら、次は八幡や京田辺といった周辺地域の眼科医療レベルも底上げできたらと考えています。地域全体の眼科医療の質を高めていくことで、患者さまが遠くの大学病院まで行かなくても、身近な場所で安心して質の高い医療を受けられる環境を作っていきたいと思っています。

初めて来院される方、手術を迷っている方へ
メッセージをお願いします。
interview 18
軽い症状から重い症状まで、幅広く対応していますので、目のことで少しでも困ったことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。手術が怖いと感じる方もいらっしゃると思います。その気持ちはよくわかります。私自身も、もし自分が手術を受けるとしたら怖いと思います。だからこそ私は、患者さまとしっかり向き合い、不安を一つひとつ解消してから手術に臨むようにしています。当院では、いきなり手術をするということは絶対にありません。まずはしっかりと信頼関係を築いてから、患者さまが納得された上で治療に進んでいきます。信頼していただけたなら、安心して任せていただきたいと思っています。また、目の症状の中には、一歩間違えば脳梗塞などの重大な疾患が隠れているケースもあります。そうした緊急時にも、すぐに大学病院と連携できる体制を整えていますので、安心してご相談ください。くずはで目のことで困ったら、まずはてるばやし眼科へ。そう思っていただけるクリニックでありたいと思っています。




